空前のクイズブームである。
異論は認めない。
さてここで、クイズの問題を大きく2つのタイプに分けて考えてみる。
すなわち、
1. 答えを知らないと解けない問題
と、
2. 答えを知らなくても解ける問題
である。
「答えを知らないと解けない問題」って何?
例えば、「円周率の小数第100位の数字は何か?」という問題は、答えを知っていなければ正解することは難しい。1
この問題は、先ほどの分け方によれば「答えを知らないと解けない問題」にあたる。
ちなみ正解は「9」である。
「知らなかったけど、当てずっぽうで正解した」というあなたは素晴らしい。
10人に1人しか正解しない難問なのに。
「江戸幕府の第6代将軍は誰か?」という問題も「答えを知らないと解けない」問題だ。
正解は「徳川 家宣(とくがわ いえのぶ)」である。
難問という訳でもないのだろうが、知らなければなかなか出てこない名前だろう。
第6代というと、「よし!初代から順番に暗記してみよう!」と思い立った人間が、ちょうど飽きてしまう位置にあたる。
ポジション的に、大分 不遇な位置ではある。
「答えを知らないと解けない問題」には暗記が有効
さて、テレビのクイズ番組などを見てみると、そこで出題される問題の多くはこの「答えを知らないと解けない」タイプの問題である。
当たり前のことだが、「答えを知らないと解けない問題」は「答えを知っていれば解ける」。
つまり、暗記を中心とした学習の効果が高い。
江戸幕府の歴代将軍15人を暗記すれば、1問正答できる可能性が高まるのだ。
もし僕が「インテリ芸能人」を目指すつもりなら、頑張って暗記する。
ただ、目指すつもりがないので暗記していないだけだ。
出題する側からしても、こちらのタイプの方が問題を作りやすく、また正誤判定もしやすいという事情もあるのだろう。
「答えを知らなくても解ける問題」の面白み
一方で、「答えを知らなくても解ける問題」の面白みも捨てがたい。
いわば、「暗記をしなくても、考え方次第で解ける問題」だ。
そんな訳で、今後以下のような問題(クイズ)について考察していきたいと思っている。
・ライブハウスは、どうしてワンドリンク制なのか
・洗濯物を干す前にパンパンするワケ
・麻婆豆腐のとろみが薄くなるのはなぜか
・ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の地球儀の自転の向きがおかしい件
いずれもなかなか興味深い問題である。
乞うご期待。
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